僕等は野良猫






僕は


カラスさん達を見送り


部屋に視線を


移した



「…あ、れ‥?」



僕は思わず


首を傾げてしまった



だって…


立っている敵が


1人もいない



「音っ」



庵が


僕を呼んだ



僕は庵に


駆け寄る



「さっきのカラス……音が呼んだのか‥?」


「呼んだっていうか……ボ、ボランティア‥?」


「「…は?」」



僕の言葉に


庵と比奈が


そんな声を出した



「まぁ……とりあえず、行くか」


「そうだな。敵はカラスのおかげでいなくなったし‥」


「え…。いなくなった?」