「言っときたいことがあるんだけど」



雫さんが


腕を組み瞼を閉じたまま


そう言った



「どないしたん?雫ちゃん」



柏は


首を傾げて尋ねる



「…アタシは…使えない奴は置いていく」


「…へ?」



雫さんの言葉に


柏が変な声を出した