僕等は野良猫





画面に写っていたのは


懐かしさすら感じる


あの子達の姿だった…



「今の黒猫よ」



…あぁ


みんな‥


大人になってる…‥



「…黒猫……、近くにいるって事ですか?」


「ええ。比奈ちゃんに街を調べろって言われたのよ。まさか…、本当に黒猫に出会えるなんて想ってなかったけど」



アスカさんに


庵はスマホを渡した



「結構かかったのよ?有り難く思ってね」


「あ。ありがとうございます、アスカさん」


「んー…、まぁいいわ。それと明日、会えるわよ。黒猫に」



僕等はまた


目を見開いた




アスカさんの


まさかの発言に…



「何故わかるんですか」


「ふふっ、私が黒猫に接触しなかったとでも思ってるのかしら?」


「えっ!?接触したんですかっ!?」



またまた


まさかの発言ですね…