僕等は野良猫





「比奈ちゃんに頼まれてたのよ。医療系しかやらないって言ったのにっ」



アスカさんは


スマホを操作しだした



「比奈ちゃんには参っちゃうわよ」


「さすが‥比奈ですね」


「困ったものねっ。今日だって、自分から呼び出しといていないのよ!?」



アスカさんはかなり


ご立腹です…



庵は


苦笑いしながらも


アスカさんから


目を離さなかった




アスカさんの


情報を待っているのだ



「あ、これこれ」



アスカさんは


庵に画面を向けた



「…アスカさん……これって‥」



画面に写っていたモノに


庵と僕は


目を見開いた