「…えーと、龍雅大悟さんで、よかったんですかね?」



柏が


お茶を出しながら


笑顔を向ける



「はい。昔とは、変わりましたけどね」



その人は


小さな笑みを


柏に向ける




今、


だいクンが、


目の前にいるんだ‥




「昔のイメージ…というか、ある人物に聞いてたんと、だいぶ変わられましたね‥」



ある人物とは


もちろん、僕だよ



「いつまでも……、子供のような態度ではいられませんよ」



だいクンは…


凄く変わっていた



歳を重ねたから‥


と言えば、


そうなんだけど…



それ以上に


あの頃の柔らかさが‥


無くなっているんだ



「…生きている者の、時間は止まらない。時の流れとは………残酷ですね」


「龍雅さん…」


「おっと、失礼しました。歳のせいか、心が弱りまして…困りますね」



フッ‥と


微かに笑う


だいクン



「…とりあえず。これからの予定は、メールにて把握いたしましたが、勝算は…おありですか?」


「ありますよ。我々も、ただの喧嘩好きではないんで」


「…ならば、協力しますよ」



だいクンは


手を柏に差し出した



柏は微笑み


その手を握る