30分くらい 待っただろうか 建物の扉が やっと開いた 中から‥ 悲しい顔の 庵が出てきた 「庵っ!!」 「え…」 庵は僕の声に 空を見上げた 「違うよ!!下っ!僕は下!!」 「‥下?」 庵は眉間に しわを寄せながら 下をみた そして 僕とガッツリ目があった 「………………浬音?」