それから数日後。その子に相談をされました。 「彼のこと、好き?」 わたしは笑顔で言った。 「ううん、好きじゃない。」 そういった。その子も、そっちのほうが、気がはれるから。 「彼と、つきあっているの。」 しっている。 どっちにしろ、叶わなくて敵わない恋だった。 私は次に鳴くであろう、キリギリスの音色に耳を傾けていた。