練習が始まる前に、佐紀達の所へ、
キャプテンが来た。


  「私、キャプテンの、ユカ。
   よろしくね」


佐紀が、1歩前に出て、


  「あっ、はじめまして。
   キャプテンの、サキです。
   よろしく、お願いします」


すると、佑香が、ニッコリして、


  「まっ、初めてみたいなもんだね。
   あの頃、まだ、1年生だったから」


  「あっ、いたんですか。すみません」


  「いや、いい、いい。
   あの時は、4年生が、はんぱない、
   オーラを、出してたからね。

   それと、こっちが、マネージャーの、
   クミ」


と、横にいた、先ほどのマネージャーを
紹介した。


  「久美子です。ヨロシク」


  「何かあったら、クミに言ってね」


  「はい、わかりました。
   よろしく、お願いします」


佑香が、大きな声を上げる。


  「練習、始めるよー」



こうして、佐紀たちの合宿が、始まった。