部活~ウチらバスケ部~高校編      ファイナル


それから、数日が経ったある日。

佐紀達が、体育館で、練習していると、
入り口に、三田が現れた。


  「えっ、コーチ」


佐紀が、三田に気づき、走って行く。


  「こんにちはー」


  「おっ」


  「今日は、どうしたんですか?」


  「ちょっと、みんなを、
   集めてくれるかな」


  「はいっ、集合―」


皆が、三田の元に集まった。

雅美が、


  「コーチ、どうしたんですか?」


三田は、険しい顔になって、


  「坂井さんから、君たちを見てやれと、
   言われてな」


  「えっ、じゃあ、坂井コーチは?」


  「君達には、ほとほと愛想が尽きたから
   もう、見たくないそうだ」


佐紀が、悲しそうに、


  「そうですか」


  「新人戦、ボロボロだったそうだな」


  「はい、私が、悪いんです」


  「そんな事ないよ。私だって」


三田は、深刻な顔をして、


  「前代未聞のチームらしいな。

   もう、めんどう見切れんから、
   好きにしていいと、言われたぞ」


佐紀は、もう、泣きそうな顔で、


  「すみません」


  「まあ、いい。
   過ぎた事は、言ったって、
   仕方ないからな。

   コーチがいないのも何だから、
   後を、俺が、見る事にする。

   まっ、しばらくは、坂井さんの練習で
   行ってくれ」


  「はい、わかりました」


三田は、そう言うと、帰って行った。