最後の挨拶が終わった後、 三田は、桃華のコーチの所へ行った。 「ありがとうございました」 桃華のコーチは、 「いいチームですね。 私も、こんなチームを、 作りたかったですよ」 「いえ、私が作ったのではありません。 これは、あの子たちが作った、 チームです。 いろんな事に、 真正面からぶつかって行って、 作り上げたチームです。 私は、このチームと関われたことを、 誇りに思います。 では、次も、頑張ってください」 「ありがとうございます」 2人のコーチは、ガッチリと、 握手を交わした。