タイムアウトが明けると、新垣高校は、
コーチに指示されたのか、
ガードが、切れ込んできた。
しかし、友理が、前に出てくると、
何も出来ず、プレーが途切れてしまう。
新垣高校のガードは、混乱していた。
スリー・ポイントを打っても、
背の高い友理が、同じリズムで飛ぶので、
シュート・ブロックが頭を過ぎり、
角度が、微妙に変わった。
そして、打つ手打つ手が、
上手く行かなかった。
まさに、想定外の事態だった。
審判の笛が鳴る。
「クォーター・タイム」
第3クォーターを終わって、
甲陽、6点のビハインド。

