第2クォーターが、始まった。 しかし状況は、1 クォーターとあまり、 変わらなかった。 ミスが減った分、離されるスピードは、 若干鈍ったが、徐々に点差は開いて行った 三田の横で、スコアをつけていた梨沙が、 「点差、詰まりませんね」 「ああ、さすが、よく訓練されてるな」 三田は、佐紀を出したり、友理を出したり、 頻繁に、メンバー・チェンジを繰り返した。 三田は、何かを試しているようだった。 審判の笛が鳴る。 「ハーフ・タイム」 前半を終わって、甲陽18点のビハインド.