須藤は、梨沙に、親指を立てて見せた。
「マネージャー、ナイス!」
後ろから、千夏の大きな声がした。
「今日の主役は、リサだね」
須藤は、
「あれが無かったら、今頃、
どうなっていたか」
梨沙と佐紀は、頭を掻いた。
明美が、
「三田さん、あれ絶対、
殴ろうとしてましたよね」
「バレてたか?」
「ええ、バッチリ。
後ろからでも、充分、
見て取れましたよ」
今度は、三田と佐紀が、頭を掻いた。
三田は、
「皆さん、本当に、
ありがとうございました。
おかげで、優勝することが出来ました
改めて、お礼、申し上げます」
そういって、頭を下げた。
皆の間から、拍手が、湧き上がった。
弥生が出て来て、
「お金の事は、任せてね。
私と坂井コーチで、みんなに連絡して
寄付をもらってくるから」
「ああ、ワシの知っている、全員だ」
「もちろん、ここに居る人には、
キッチリ、払ってもらいますからね」
すると、年配の人が、
「こんないいモノ、見せてもらったんだ
観覧料は、たっぷり払うわよ」
「ハハハハハ」
それからも佐紀たちは、代わる代わる来る、
OGたちの、祝福を受けた。

