第4クォーター、甲陽は、全員3年生だった
佐紀、華子、友理、歩美、里香。
2ガード、2センターの布陣である。
友理が出て来たことで、
また、明邦のリズムが変わった。
しかも明邦は、さっきの第3クォーターで、
自分達のリズムで、
気持ち良く出来ただけに、リズムの変化に、
対応しきれていなかった。
甲陽は、友理以外の展開は、速かった。
友理はというと、皆が2拍打つ間に、
1拍打つというリズムで、対応していた。
明邦は、どちらに合わせるかで、
対応がまちまちで、リズムを乱していた。
リズムの乱れた明邦のオフェンスは、
噛み合わなくなっていた。
単純なパスミスで、ボールをカットされ、
速攻に持ち込まれていた。
また、ディフェンスでは、少しの遅れが、
致命的になる。
そして、明邦が、足に来ている事は、
傍目にも、明らかだった。
甲陽は、開始2分で追いつき、
さらに、得点を重ねていた。
板倉は、6点差になった時、
タイムアウトを取った。
それは、皆を休ませるための、
タイムアウトだった。

