第3クォーター、甲陽は、速攻勝負に、
持ち込んできた。
速い展開から、シュートに持ち込んで、
ディフェンスは、プレス気味に、
スリー・クォーターから、付いて来た。
“速い展開なら、ウチも負けない”
明邦は、対等に張り合い、
入れて、入れられての、
シーソー・ゲームになった。
この速攻勝負は、
自分たちのリズムで行えるため、
明邦は皆、気持ちよく、走ることが出来た。
オフィシャルのブザーが鳴る。
「クォーター・タイム」
明邦、10点のリード。
このクォーター、板倉は、
差を広げる事は、出来なかったが、
詰められることもなかったので、満足だった
「よーし、いいぞ。
あとは、最終クォーターだけだ。
このまま、乗り切るぞ」
しかし、この速攻勝負で明邦は、
気持ち良く走り回っただけに、
5人の足に、大きなダメージを受けていた。

