友理の話は、続いた。 「お母さん、私のために、 一生懸命働いて、高校、 行かせてくれてんやから、 早う就職して、 楽にしてあげたいんや」 と言うと、桃子が、 「私も、そう、思ってたんだ。 でも、ママに、泣いて言われたよ」 そう言うと、皆が、桃子を見た。