「やったぁっ! ありがとうございます! よかった、 これで楽しみができたわ!」 春江は 心の底から嬉しそうにはしゃいで いた。 本当に喜んでくれてる姿を見て、 わしも心が弾んだ。 もうその時には、 既に恋心が芽生えていたのだろう。 次の日の職場で、 「何か良い事でもあったのか?」 と同僚に冷やかされるほど やる気に満ち溢れていた。 わしの日常は、 春江との出会いによって 劇的に変化していた。