いつか昔の恋の唄―Last message―(仮)



……女性の声…?



「はい?」

…一応大家の和泉が返事をする。



「あの、ここって、空いてる部屋ありますか……?」

ひょこ、とドアの陰から姿を現した。




淡いピンクのワンピース。


透き通るような白い肌。


ブラウンの長い髪。





……綺麗だった。