いつか昔の恋の唄―Last message―(仮)



「あ、分かりました。」


若干戸惑いながら返事をして、


「城戸さんは、少し待っててもらえますか?」

“雪葉も…、”と言おうとしたら遮られた。



「はい…。」


少し元気が無さそうな雪葉が心配になったから、



「すぐに戻れるでしょ。


だから待ってな?」




そう言って、頭を軽く撫でた。