「どうしたの…っ?」


「いや……、夢じゃないんだよな?」


「夢じゃないよ?」


笑いながら言う雪葉。





俺は、抱いた腕に力をこめた。




この笑顔が続くように、


彼女が此処から居なくならないように、






……そう願って。