いつか昔の恋の唄―Last message―(仮)



「えっ、大丈夫ですよ。悪いです。」

いきなり来たんですから、と、彼女は手を振る。



「いいのいいの♪俺らどうせ今日は暇だし。」

この中で最も暇人の和泉が言った。




「本当ですか…?」


「うん。」


ね、みんなっ?……和泉が俺らの方を向く。



「いいんじゃない?女の子1人じゃ大変だよ。」


流石湊。言い方が大人。



「こういうときにしか頼りにならないからね。」

茶化すように愛希が言う。



「うるせーよ!」