野に咲く一輪の花の如く


何気無くその人達を見送っていて、ハッとした。



「真由!」

そう声をかけると、ちょっとキョロキョロとした後、私の姿を見付けて驚いていた。



「ちょっと行って来るね」

すぐには列が動かないようなので、両親にそう言って、私は小走りで列を離れた。



「未来! ごめんね、返信出来なくて……」

私が目の前に着くと、真由は申し訳なさそうにそう言った。