「店頭販売してたんですね?」 私の言葉に、副店長はチラッと売場に目をやった。 「電気が復旧してないから中が暗いし、天井がいつ崩れてもおかしくない状態だから、そんなに商品は運び出せないんだけどな」 「皆さん、朝から出勤してたんですか?」 「いや、停電の影響で入口の電子ロックがかからないから、空き巣防止の為、男性陣だけ入口に交代で寝泊まりする事にしたんだ」 えっ? 「あの、私、何か手伝う事があればやりますよ?」 みんな大変なのに、私だけ自宅待機だなんて……。