野に咲く一輪の花の如く


「お疲れ様です」

店頭販売をしている所に近付いて行きながら、私は挨拶をした。

そこには副店長・マネージャー・各部門の男性チーフ陣が居た。



「おおっ、お疲れ様……自宅待機って言われてたのに、心配で来たのか?」

副店長がそう声を掛けてきた。



「アパートのドアが開かなくなって入れないから、実家に帰ってたんですけど、携帯が圏外になって繋がらないので、ここなら繋がるかと思って」

「ここもダメだったろう?」

「はい」



私はそう返事をしてから、みんなの方を見た。