野に咲く一輪の花の如く


「未来ちゃん」

急に呼ばれて、ハッとした。



いつの間に俯いていたので顔を上げると、おばさんは笑顔だった。



「おばさん?」

「信じて待ちましょう? 大丈夫、きっと今は現地も大変な状況で、連絡出来ないだけなんだと思う……うん、そう思おう、ねっ?」



きっと、私を安心させようと……そして、自分でもそう思いたくて、言ってるのが分かった。