野に咲く一輪の花の如く


おばさんを安心させるには、嘘でも『連絡があった』と言うべきなのかもしれない。

でも……。

今、嘘を言ったら、もし進の会社から連絡があった時、話が食い違うかもしれない。



迷ったけど、私はおばさんに、正直に話す事にした。



「私には連絡が無くて……もしかしたら、進の会社からこっちに連絡が無いかと思って、今日はここに来たの」



「会社から? 連絡は無いけど……どうして?」

おばさんはちょっと眉をしかめた。