野に咲く一輪の花の如く


車の鍵は、玄関のいつもお父さんが置く場所に戻した。

私は2人と顔を合わせないように、静かに2階の自分の部屋に戻った。



やっと寝られるように本を片付けたベッドの上に、うつぶせになる。



私は、どうしたらいいの?



進が居るかもしれない街に、今すぐ行きたい。

でも、その街の何処にいるか分からない。



それに、仕事は『自宅待機』と言われているのに、勝手な行動も取れない。