野に咲く一輪の花の如く


よかった……実家は大丈夫だったんだ。

そう思ってから、胸がキュッと痛んだ。



進……早く、連絡ちょうだい。

そうでないと、私の頭は最悪の結果を考えてしまいそう……。



私はそんな嫌な気持ちを振り払うように、首を左右に振った。



ううん、きっとまだ電波が不安定で連絡出来ないんだよ……きっと、そうなんだよ。

そう自分に言い聞かせて、私はお店を後にした。



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