なんでそんなに急いだのか後で進に訊くと、震災の時に感じたらしい。 『万が一、俺の身に何かあった時、ただの恋人では未来に連絡が行かないだろ? 家族になれば、もしもの時は一番に未来に連絡が行くから、今回みたいな無茶な人探しをしなくて済むだろ?』 そんな『万が一』が来ない事を祈りながらも、私はその言葉が嬉しかった。