野に咲く一輪の花の如く


「俺はこうして未来に再会できた事に、感謝しなくちゃいけないんだなぁ」



あっ!



「私も今、そう思っていたよ」



私の言葉に、進は微笑んだ。



感謝しなくちゃ……こうして助かった事に……。

そして、助かった命を大切に生きなければ……。



私は進の体温を手に感じながら、そう思っていた。