野に咲く一輪の花の如く


「なんか、やっと未来に会えた実感が湧いてきた……会いたかった……」



進の安堵した声と言葉に、私は張り詰めていた気持ちが弾けた。



「探したんだよ! 会いたくて、会いたくて、諦められなくて! 不安で、不安で、もう会えないのかと思って……」



ポロポロ言葉と涙が溢れていた。



ギュッ

進の腕に力が加わった。



「広い街の中から探すのは、大変だったろう? ごめんな……ありがとう、みつけてくれて」



進がまるで『よしよし』と、なだめるように私の背中を撫でてくれて、少しずつ気持ちが落ち着いていく。