「福山さん!」
呼ばれて見ると、同じ部門の佐々木チーフだった。
「チーフ! 皆さん、大丈夫でしたか?」
私がチーフに駆け寄ろうとしたら、チーフの回りに同じ部門のパートさん達が居た。
「お客様も従業員もケガは無く無事で、お客様には帰って頂いたの。でも、お店の中はもうメチャクチャで……」
チーフはチラッとお店へ視線を向けたけど、すぐに私に視線を戻した。
「警報器が鳴っていて、中もいつ倒壊するか分からないし、停電もしているから、今、店長や副店長達がヘルメット被って点検に行ってる状況なの」
「そうなんですか」
私がそう言ってお店の方を見ると、ちょうど店長達がこちらに向かって来ていた。

