その後、車をそのまま停めさせてもらって、私は言われた裏手の方に向かって歩き始めた。 この辺は高台で津波の被害は無く、地震の影響で瓦屋根が崩れていたり、壁に亀裂がある建物はあるものの、それ以外は普通の住宅地だった。 『徒歩5分位』って、すごく大雑把。 だけど……。 それでも、今までみたいに居るか居ないか分からずに、ただ闇雲に探し回るよりも、確実に近付いている気がした。