【続編】長男のカゴ

夜は沢口さんが作った一般家庭の夕食。



最高にうまかった…。



全員を風呂に入れ、部屋に行かせてから帰って行った。



「風呂入れば?」

「うん」

「使い方教える」



怜を連れてバスルーム。



家族が多いため、風呂は広い方がいいと言って去年改装した。



「温泉みたいなんですけど…」

「シャワーがこれ。温度は40度くらいに設定されてるから捻ればOK。大人用シャンプーとかこれ。ゆっくり入れば?リビングいるから」

「ありがと」



リビングに戻ってテレビを見たり。



とにかく家にいるってだけで超リラックス~!!



そのままうとうとした時、風呂上がりの怜。



イイ匂い…。



「足伸ばせた」

「俺も入るかな~」



そう思った瞬間、夜なのにインターホン。



誰かと思えばモニターには雷。



「親の帰宅」

「マジで!?こんなダル着でいいの!?」

「気にすんな。もっとひどいヤツいるから…」



玄関まで一緒に行きドアを開けると、留宇を抱えた雷の姿。