【続編】長男のカゴ

でも善の生まれ持った明るさや優しさは役に立ってる。



もちろんあたしもそこが大好き。



ご飯を食べた膳が珍しく後ろから抱きついてきた。



「久しぶりに一緒に風呂入ろうか」

「なんかベタベタ~」

「だって室長、幸せそうで…羨ましくなったんだ…」



あたしもだよ。



でも善がこうして抱きしめてくれるのは、あたしの中で最高に幸せだよ。



「次の藤間の社長は俺だから」

「そうなの?」

「うん、雷にもそう言われた」

「よかったね」

「幸せにするからな~!!」

「してして~!!」

「このまま離したくねぇ~!!」



しばらくはふたりでいるのもいいかもね。



そう思った3ヶ月後、あたしのお腹には善の赤ちゃんが宿った。



「妊娠!?」

「6週目だって」

「マジかっ!!」

「この子の分も頑張って働いてよ?」

「任せとけ!!でも怜とイチャイチャできね…」

「するよ?何歳になっても」

「ムフッ!!お前、俺にベタ惚れだな」



当たり前でしょ。



善が相手なんだから。



あたしがいる場所、それは笑顔の絶えない優しさで溢れた、善というカゴの中。



END