【続編】長男のカゴ

何でもない日に不意のプロポーズを受けた。



もちろん、結婚に迷いなんてあるわけない。



「俺たち結婚するから」

「そうか、ついに結婚か」

「まぁな」

「よろしくな、怜ちゃん」



こちらこそ!!



善のご両親に挨拶も済み、うちの親には電話で伝えたら喜んでくれた。



「結婚するので来月いっぱいで退社させていただきます」

「岩崎、彼氏いたのか」

「はい、7年になります」

「どんな相手だ?」

「これ、式の招待状です。見たらわかると思うので」

「おぉ、ありがとな」



会社の上司や仲良かった同僚に渡した招待状。



あたしと善の名前と、うちの父と雷さんの名前。



「い、岩崎っ!!」

「はい?」

「ととととと、藤間って…」

「藤間グループです…」

「ウソ…だよな…?長男って書いてあるが…」

「そうです…」

「お前っ…スゲーな…。なんか今までごめんな…」

「何で謝るんですか!?」

「うちの親会社だぞ!!」



そうだったね。