【続編】長男のカゴ

怜がカワイくてカワイくて…。



メロメロになっちゃうって。



「はい、フロントです」

「このまま泊まりま~す」

「わかりました」

「ついでにメシ頼んでいいスか?」



適当に頼んだメシ。



それがやってきたのは結構早く。



ラブホのメシだから期待してなかったけど…さすが山田…。



うまそうじゃん…。



先に風呂に入った怜が出てきてから食ったパスタ。



本格的で結構うまかった。



「もういらない…」

「ホント、食わなくなったな…」

「何だかあんまり入らないんだよね~…。善、食べていいよ」

「ん~…もう少し食えよ」



ムリに食わせたパスタ。



あんまり食わない怜が本当に心配になる。



あっ、いいこと思いついた。



「俺、柔らかい怜が好きだ」

「はい!?」

「今のお前堅いじゃん…。少し太れよ」

「努力します…」



とりあえず怜の残したパスタは食った。



俺も風呂入ろ~。



ゆっくり浸かった風呂から出たら、怜がケータイで遊んでいる。