【続編】長男のカゴ

その拗ねたように照れる怜がたまらなく好きだ。



カワイイからチューしよ。



「なにっ…急に…」

「好きだよ、怜」

「何なの!!恥ずかしい…じゃん…」

「ずっと一緒にいようとか、口にするのは簡単だからあんまり言いたくないけど。このままずっと一緒にいたいよな」

「うん…」



時間が止まったらいいのにな…。



怜の膝枕が心地よすぎて目を瞑ると頭を撫でられた。



気持ちいい…。



そのまま眠ってしまい、目覚めた時には夜。



フロントに電話しなきゃな…。



起きあがろうとしたら隣に怜が寝てることに気がついた。



俺の腹に腕を回して抱きつくようにしてる…。



一気に襲ってきた幸せな感じ。



好きだよ、怜。



本当にお前が大好きだ。



どうやったら言葉にして伝わるんだろうか…。



「れ~い…」

「んっ…」

「時間もったいねぇから起きよ…?電話して泊まるって言わなきゃ…」

「ヤダ…ギュッ…足りない…」



俺をどうするつもりだ…。