【続編】長男のカゴ

とにかくキレイな部屋で寝転がる。



畳、久しぶりの気がする…。



「お、お茶でも飲みます…?」

「ん~、なんで?」

「なにリラックスしてんの!?ドキドキしないわけ!?」

「だって怜とふたりなんてどれだけぶり?家じゃチビ達に占領されるし」

「そうだけど…」

「膝枕とか超いいじゃん?」



柔らか~い…。



もっと肉が着いた方がいいな…。



「怜は将来どうすんの?」

「考えてないよ。まず来年、S科補佐になれるかどうか微妙じゃん」

「俺とマックと古谷と炎次と山田が賛成だろうから怜に決まってる」

「だといいけど…」

「もし、3年になって補佐のまま卒業できたらどうする?」

「お金次第。大学も考えるかな?」



俺は行かないけど。



今更大学行ってもレベルは同じか今より低いだろうしな。



だったら早く雷の会社に入って仕事を覚えたい。



「俺、就職するから。だから怜と一緒に住む」

「マジ…?」

「最終的に俺は家に戻るけど、毎日ふたりとかよくね?」

「いい…ですね…」



また照れたぁ~!!