【続編】長男のカゴ

そのまままた眠り、朝にはすっきりしてた。



「シャワー浴びてきます!!」

「では朝食をお持ちしますね」



結城さん、寝ずに看病してくれたのかな…。



ありがたいです…。



シャワーを浴び、さっぱりしたら朝ご飯。



「朝から大量ですね…」

「しっかり食べていただかなくては」

「はい…」



とにかくお腹がいっぱいになるまで詰め込んだ。



満腹で動けない…。



「コーヒーです」

「ありがとうございます…」

「怜様は私にとって大切なお嬢様です。健康でいて頂かなければ藤間社長に示しがつきませんしね」

「結城さん…」

「そろそろ初めましょうか」



何を!?



そう言われて結城さんの来た意味を思い出した。



あたしを立派なお嬢様にするために派遣された人だ…。



明日からまずピアノを始めると言われた。



ピアノなんて触ったことあった?って感じなんですが!!



「3年になったらピアノかヴァイオリンが必須ですので」



マジですかぁ!!