【続編】長男のカゴ

とりあえず軽くキスしといた。



久しぶりの感覚だ…。



そして顔が真っ赤の怜にキュンと胸が苦しい…。



「お待たせしました。甘さ控えめの紅茶にしましたので」

「ああああ、ありがとうございますっ…」

「顔が赤いのは…気のせいですね。熱いのでお気をつけください」



結城に気づかれてさらに赤くなる怜。



超カワイイ反応だな。



「いただきます…」

「うまい?」

「うまい…です…」

「よかった」



あんまり虐めると拗ねそうだからやめるか。



まぁ、俺はその拗ねた顔が超好きなんだけどね。



「結城、ちょっと外してくれる?」

「では1時間後に」

「ありがと」



結城を外に出し、ソファーでタルトを食ってる怜の横に座った。



さて、イチャイチャの時間。



「俺もひとくち」

「た、食べたら?」

「食わして?」

「ん…」



恥ずかしそうにタルトが乗ったフォークを差し出してくれた怜も、この感じだとイチャイチャしたかったはずだ。