【続編】長男のカゴ

部屋に進入することに成功。



雑用をしていた結城がお茶をいれに行ってくれた。



「うまそ…」

「フルーツ好きだって前にチラッと聞いたから、怜のはフルーツタルト」

「善のもうまそう」

「食えんならやるよ?」

「いいの!?高くて手が出せなかったんだよね~」



痩せすぎてっから食うなら食ってくれ。



今の怜はガリガリに近いしな。



「構ってやんなくてごめんな?」

「まったくだよ!!雪村君のこととか聞きたかったのに」

「そっか…。言うの忘れてたな…」



雪村とのことを怜に話すと、怜も安心したように笑顔になった。



俺たちには何の障害もなくなったってことだ。



ラブラブ一直線じゃね?



「れ~いちゃん」

「な、何…?」

「キスしよっか」

「結城さんが来るから…後でね!!」

「今する。放置してた俺も悪いけど…」

「善っ!!近い…」



一緒に寝てぇなぁ…。



冬休みまで我慢しなきゃなんねぇ?



ん~…。



限界来そう…。