【続編】長男のカゴ

俺を好きでいてくれてた…。



だったら俺も応えよう。



「別れるとか言ってごめんな?」



そう言ったら涙のたまる目で見上げられた。



カワイイ…泣き虫…。



「戻ってくれる?」

「ヤダって…言ったら?」

「毎日好きだって言い続ける。そして、怜がまた俺を好きになってくれるように頑張る」

「もう…言わない?別れるとか邪魔とかっ…言わないっ?」



悲願するような目で、俺を信じようとしてて…。



胸が苦しくなるのは自分が怜をこんなに苦しめていたからだ。



「言わない」

「絶対?一生…?」

「言わないから」

「大好きっ…」

「よかった…」



抱きつかれるこの感じが久し振りすぎてなんだか新鮮に感じてしまう。



「雪村のことは俺と雷でどうにかする。関係ない怜がいちばん辛かったはずなのに…ごめんな?」

「もうっ離さないでよっ!!ずっと置いといてっ!!別れるなんて…苦しくてイヤっ!!」

「わかったよ。ごめん、ホント、ごめん」



もう離さないから。



そんなに泣くなよ。



離さないよ、怜。