【続編】長男のカゴ

足早に向かった保健室。



ここは保健室とはいうけど、本当に具合が悪い場合は隣接する病院に行く。



だから寝不足だったり、若干具合が悪いヤツが来るだけで、仕切りはカーテンじゃなく、簡易個室。



「あなた2ーS?」

「藤間と岩崎です。訳ありでちょっと話し合いしたいからいい?」

「えぇ、角ならいいわよ」

「ティッシュもらうね」

「解決しなさいね?」



保険医に感謝をしつつ、怜と狭い個室に入った。



涙がずっと流れ落ちてる。



ベッドに座れば隙間はほとんどない。



「どんな意味の涙?」

「教えないっ…」

「そっか、まず…気が済むまで泣いてイイよ、怜」

「バカっ…善っ…」



腕にしがみついて泣いてる。



横を向き、背中をさすりながらただ泣かせた。



「抱きしめていい?」

「ダメに決まってるっ…」

「俺、嫌い?」

「うるさいっ…。善なんてっ…嫌いだから…」

「それは本気?」

「悟ればいいじゃんっ!!本当っ…もうヤダっ…」



好きだな…。