【続編】長男のカゴ

学園長の部屋はここでいちばん高級な建物。



初めて入った学園長の住まいは本当に立派だった。



「お待ちしておりました、善様」



出迎えてくれたのは学園長の秘書さんで。



物腰が柔らかくて美形。



中に入るとソファーで待つように言われた。



しばらくしてやって来た学園長は正直めんどくさそうだ。



「朝からやっってくれたわね…」


「すみません…」

「処分を言い渡します。藤間君は1ヵ月の停学。異論はある?」

「ないです…」

「進級が難しくなる場合もあるけど、藤間君の成績なら問題ないと思うわ」



俺の成績はS科でも上位だから…。



それだけが救いのような気がする…。



この学園ってマジで甘くねぇな…。



学園長に言われた通り、帰宅準備のために寮に戻った。



腕輪がはずされたのなんんて久しぶりだ…。



腕が軽い…。



だけど心はものすごく重苦しい…。



また怜と一緒にいれない日々の始まりだ…。