【続編】長男のカゴ

確か、暴力沙汰はかなり厳しい。



それが頭のいいS科なら特に…。



「善様!!社長に合わせる顔がありませんっ!!」

「近野…ごめん…」

「いかなる理由があってもそれだけは…」

「怜…怜の部屋に行ってくる!!」

「善様、少し落ち着きなさい」



初めて見た近野の鋭い視線。



捕まれた肩は痛いくらい強い力だ。



「暴力を振るった場合、1ヶ月の停学です」

「謹慎じゃねぇのかよ…」

「えぇ、停学です。停学の場合は家に帰ることになります。しかし、課題以外は自由。学園に戻ることはできません」

「うん、わかった」

「岩崎様に会って、ケータイを渡すべきかと思います」

「そっか…そうか!!ありがとう近野!!」

「善様は学園長の元へ行き、停学中の手続きをして来てください。ブレスレットが外されるはずです。その足で岩崎様のお部屋へ」



帰宅準備は近野がしといてくれるって。



ありがとう、近野…。



近野が雪村の秘書と連絡を取り、学園長にも会えるようにしてくれた。