【続編】長男のカゴ

衝撃的な真実を知ってしまった…。



そして善の…お兄さんとキスを…。



動揺するあたしと、笑ってる雪村君…。



その時、外側からドアが開いた。



「なにをしてるんです?」

「笹原先生っ…」

「S科のふたりの位置が動いたと思って来てみましたが…」



なんて言い訳したらいい?



あたし、疑われてしまう…。



「今からエロいことしようと思って」

「雪村君っ!!冗談やめてよ!!」

「じゃあなんで普通科の空き教室に俺と怜ちゃんがいるんだろうね?人目を忍んでるとしか思えないのに」



雪村君の言葉に、笹原先生はいつもの無表情。



これはまさか…不純異性交遊…?



「岩崎さん、あなたと藤間君は正式にお付き合いされていますね?」

「はい…」

「お話は指導室で」

「ちょっと待ってくださいっ!!あたしと雪村君はなにもっ…」

「一方がウソを着いてるだけの話です。その事実が立証されない場合、厳しい処罰を」



ヤダ…よ…。