【続編】長男のカゴ

雪村~!!



やっぱりムカつくヤツ!!



俺をバカにしすぎだ!!



「怜はぜってぇやんねぇから」

「話は終わったね。そろそろいいかな?」



クソ…。



マジで余裕かましやがって。



怜は俺から離れたりしねぇから。



雪村の部屋を出ると聞こえた笑い声。



イライラも治まらない。



その足でまた怜の部屋へ。



「どうっ…したの?」

「んなぁ~!!マジで…ちょっと…」



抱きしめた怜をそのまま持ちあげて部屋に入った。



ベッド直行。



「善っ!?」

「今喋んねぇで」

「どうっ…んんっ…」



俺の怜だし…。



誰にもやらん。



キスした怜は苦しそうに隙間から逃げようとしてる。



「ダメ…」

「ヤダっ!!」

「お前俺のこと…ちゃんと好きだよな?」

「好き…だよ…?」

「不安でどうしたらいいか…」

「あたしのこと信用できないの?」

「できなくねぇけど…」


やっぱり不安だ…。