気にせず放課後に怜の部屋にやってきた。



「食わねぇから」

「なっ!?」

「怜が嫌がるからな」

「嫌とか…」

「思ってんだろ。そういうこと考えてたら一緒にもいれねぇわけ?」

「ごめんなさい…」

「別にいいけど。はい、来な」



遠慮がちに抱きついてきた怜を抱きしめた。



なんか久しぶりかも…。



柔らかい…。



「怜~?」

「ん~…」

「お前と雪村ってなんかあった?」

「なんっで…?」

「前から雪村が怜に構うのが不思議だったから」

「善に言ってないことが…あります…」



えっ?



心の準備ができねぇから…待って!?



まさか雪村に告られた?



それ以上は…ないよな?



初キスは俺だって言ってたし…。



まさかウソ!?



「俺、キレる?」

「キレ…わかんない…」

「ではどうぞ」

「雪村君が健診の日にあたしのほっぺにチュッてした…」



健診!?



かなり前じゃ…。



あぁぁぁぁぁっ!!