どうやらリアルに店を経営することを学ぶらしい。



頑張ろ~。



なんて思った次の日、早速学祭の会議。



クラス長の西岡はいつも頼りなくてリーダーシップにかけている。



「どうしようか…」

「去年は純粋にカフェだったわね」

「や…山田さん、何か…ありますか?」



山田に見つめられて目をそらす西岡…。



やっぱ頼りねぇ…。



「は~い!!」

「藤間君、どうぞ」

「まず、客層がどんなのかリサーチする。そしていちばん多い年代がそそられるようなもんにする」



多分、親族みな金持ち。



なので多少値は張ってもいいと思うんだ。



だけど他校からの来客も来ると考えたら、やっぱりピンからキリまでの金額提示。



「誰か今までのデータ持ってねぇの?」

「僕調べておく」

「じゃあ調査は古谷、今までの来場者のデータ入手は炎次な?マックと俺はなにするか探す」

「いいね」

「怜と山田と佐野は衣装系で、西岡と雪村は内装とか。そんな感じでいいか?西岡」



頷いた西岡はスゲー感謝してるようなまなざし。